自転車の旅の最終地点「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」の大聖堂の前です。旅の終わりはどこでも良かったんですが、なんでもない場所で終わりにするのも寂しいねと話していたんです。スペインにはフランスから続く「サンティアゴ巡礼路」があります。最後に走っていた国がスペインということと、巡礼路の終点をこの旅のゴールにするのが気持ちの区切りもつきそうだったので、最後は巡礼路を走ってここを目指しました。
周りには巡礼を歩き終えた人も多くて、みんなここにたどり着いたことをとても喜んでいるんです。けれど自分はそういう賑わいの外にいる感じがしていて。達成感を溢れさせている巡礼者を眺めながら、ここで旅が終わってしまうということを受け入れられるような、受け入れられないような、不思議な気持ちで佇んでいました。
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